幸福の発見
イエスは、幸福の便り、つまり「福音」をわたしたちにもたらすために、
この世のお生まれになった神の独り子です。彼が、30歳になったころ人々に、
直接にこの「福音」を、語り始めました。
「貧しい人は、幸いである。
神の国は、あなた方のものである。」(ルカによる福音書6章20節)
普通、常識的に考えるならば、「貧しい」ことは、不幸なことだと決めつけます。
けれども、イエスは、実は、貧しければ、かえって神からの恵みをいただくために
最もふさわしい状態にあるので、「幸い」とおっしゃたのではないでしょうか。
つまり、自分にとって必要と思われるものによって満たされていると思いこんでいる限り、神からの恵みの必要性をかんじないだけでなく、まさに自己満足の段階に閉じこもってしまいます。その状態では、より素晴らしいことや、ものに自分を開いていくことが、とても難しくなります。
自分の心の状態を、静かに見つめてみましょう。
十和田教会の窓から
日頃感じていることを、皆さんと分かち合いたいです。
ここの教会を担当してから、すでに4年目に入りましたが、今の関心事は、
この教会が地域の方々に、まず知ってもらい、関わりの接点を広げていきたいということです。どうぞよろしくお願いします。最初の話題は、人生の幸福について聖書に基づいてご一緒に考えてみたいです。