「緊急医療援助活動に協力する」

 今日もまた、「国境なき医師団」からの援助活動への協力の要請が届きました。

実際に送金できる支援金はわずかですが、とにかく、人道的視点に立ってできる限りの協力をすることが大切と思います。

 

 内戦にしろ、テロ攻撃にしろ、今日の世界は、いたるところで戦争が絶えません。

 この地上からあらゆる争いと、紛争、戦争がなくなるまで、できる限りの援助活動を続けることは、わたしたち一人ひとりに課せられた責任ではないでしょうか。

ヨハネ・パウロ二世が聖人にあげられる」

歴代のローマ教皇(法王)の中で、世界的に最も人気のあった教皇ヨハネ・パウロ二世は、いよいよカトリック教会が正式に認める「聖人」に列聖されることになった。

教会という枠を超えて全世界に人々に愛された彼の人柄は、キリストを最大限に身を以て示したからと思う。

今、世界が必要としているのは、まさに彼のようにキリストを身近に感じさせることのできる人々である。それは、この教皇にような愛にあふれた人物だけでなく、今、現に世界中のいたるところで最も貧しく弱い境遇におかれている、最も小さき者すなわちイエスの兄弟たちではないだろうか。

幸福の発見

イエスは、幸福の便り、つまり「福音」をわたしたちにもたらすために、

この世のお生まれになった神の独り子です。彼が、30歳になったころ人々に、

直接にこの「福音」を、語り始めました。

「貧しい人は、幸いである。

神の国は、あなた方のものである。」(ルカによる福音書6章20節)

普通、常識的に考えるならば、「貧しい」ことは、不幸なことだと決めつけます。

けれども、イエスは、実は、貧しければ、かえって神からの恵みをいただくために

最もふさわしい状態にあるので、「幸い」とおっしゃたのではないでしょうか。

つまり、自分にとって必要と思われるものによって満たされていると思いこんでいる限り、神からの恵みの必要性をかんじないだけでなく、まさに自己満足の段階に閉じこもってしまいます。その状態では、より素晴らしいことや、ものに自分を開いていくことが、とても難しくなります。

自分の心の状態を、静かに見つめてみましょう。

十和田教会の窓から

日頃感じていることを、皆さんと分かち合いたいです。

ここの教会を担当してから、すでに4年目に入りましたが、今の関心事は、

この教会が地域の方々に、まず知ってもらい、関わりの接点を広げていきたいということです。どうぞよろしくお願いします。最初の話題は、人生の幸福について聖書に基づいてご一緒に考えてみたいです。